お参り旅行
先週の17日から19日まで、新潟県の上越地方へ2泊3日の参拝旅行に出かけました。
今年2007年は、私ども浄土真宗の宗祖親鸞聖人が、師である法然上人とともに念仏禁止の法難(承元の法難)に遭い、1207年に越後に御流罪になって800年になります。
御流罪の地の高田教区では、念仏禁止の法難に遭われて、越後に流罪になられた宗祖のお心に立ち返るために、法要を勤められました。
浄願寺の日曜聞法会におこし頂いている北條先生のお寺がある地でもありますので、御門徒の方々と法要にお参りを兼ねて、宗祖の御旧跡を回る旅行に出かけてまいりました。
念仏禁止の法難についてはここでは申しませんが、当時では辺鄙の地と考えられていた(京都を中心の考えですから)越後の地で、宗祖は法然上人から教えていただいた、弥陀の本願を信じて生きる念仏の道を、あらためて確かめられたのです。
越後というと冬の雪が多い厳しい土地という印象ばかりがありますが、雪の解けた春の喜びなど大きいものがあると思います。京都が文化の中心であり、それ以外のところは人の住む地でないとまで(少々オーバーな言い方ですが)思われていた土地に、多くの人々が生きておられる。その中に宗祖はお念仏に生きることをあらためて確かめられたのだと思います。
そのことは、今の時代に生きる私どもも共通のこととして確認させていただける旅行になりました。
御流罪800年法要の写真です。